原田快のスペイン2シーズン目が終わった。
バルセロナのトップチームの一員として、1部にデビューした今シーズンを振り返った。
ーー今シーズンを振り返ってください。
「今シーズンは目に見える結果、優勝とかはできませんでした。ですけど、自分が選手としてレベルアップしたという点においては、いいシーズンだったと思っています。選手として、身体的なものも含めて全体的に向上したと思います」
ーーバルセロナ・アスレティック(セカンドチーム/スペイン2部)では今シーズン3得点でした。
「結果は情けないと思っています。『来シーズンは今シーズンの倍の得点を取ります』と言っても、その得点数でも少ないです。来シーズンは、こんな恥ずかしい結果にならないようにしなければいけません」
ーー今シーズン、バルセロナのトップチームで公式戦に出場しました。実際トップチームでデビューして、何か感じましたか?
「『余裕でしたね』と本当は言いたいところですけど(笑)、トップチームの勝利に貢献する選手になるには、ちょっとずつやっていくしかありません。どの選手がとかではなく、全員が全員、上手いです。そんな中にいて、自分が出来るプレー、出来ないプレーがあり、自分の課題がはっきりと分かりました」
ーーチャンピオンズリーグ準決勝、決勝やプレーオフなどメンバーに招集されていましたが、コートには立てませんでした。
「悔しかったです。だけど、例えばスポルティング(ポルトガル)などスタンドではなく、ベンチから対戦相手として見れたことは大きな経験でした。コートの中に立ったとしても、どの対戦相手でも自分のプレーで戦えるところがあると考えていました。1対1など攻撃の部分では通用すると思いましたが、総合的に見ると自分に足りない部分があり、だから試合に出れないんだとも考えていました。ああいう試合で僕も早く活躍できるようにとにかく頑張るだけです」