Entrevista a Sabas | Proneo Japan

サバス「エキサイティングなファイナルシーズンになる」

Fリーグもレギュラーシーズンも残り5試合とシーズンも終盤戦へと向かっている。

立川を率いて、2シーズン目となるサバス監督。

スペイン人指揮官に今季のこれまでの戦い、ファイナルシーズンの展望、そして日本について話を聞いた。

 

 

ーー立川の監督として2シーズン目を過ごしています。今季のここまでを振り返ってください。

 

「昨季はリーグ5位でシーズンを終え、全日本選手権では決勝に進出し、しながわに敗れましたが、いいシーズンを実証できたと思います。ここ数シーズン、チームは主力選手を次々に失ってきましたが、クラブ全員の尽力で、チームは高い競争力を維持しています。今季は、チームがさらに1歩前進し、特に上位チームとの対戦でより一層の競争力を発揮していると思います。今日までに上位との対戦では24ポイント中16ポイントを手にしてきましたが、昨季は上位との直接対決でほとんど勝点を獲得できませんでした。リーグ戦はますます拮抗しており、毎試合ごとに感情的にも戦術的にも全く異なる展開です。非常に限られた選手層ではありますが、引き続き全力で戦っていきます」

 

ーーしながわ、浦安、名古屋には勝利を収めましたが、町田には大敗し、大分にはアウェーで敗れました。結果だけを見ると、チームのパフォーマンスは試合ごとに不安定に見えます。あなたが立川に入団した当時のチームと比較すると今季のチームにはどのような違いがあると思いますか?

 

「確かに町田にはリーグ戦で2度(6-1、0-5)敗れていますが、彼らは私たちが唯一対抗できなかったライバルであり、その他のチームには私たちがパフォーマンスでは上回っていたと思います。他の2敗は大分(2-1)とホームの湘南(1-2)戦でした。どちらのゲームも私たちが相手を上回っていたと思いますが、チャンスをゴールに結びつける決定力が欠けていました。接戦では決定力不足がポイントを失う原因になります。

 

チームは成長したと思います。昨季は攻撃の向上に重点を置き、トレーニングセッションの65パーセント近くを攻撃練習にあてて、選手たちと新たな戦術を行ってきました。以前はチームは3-1のシステムだけでしたが、今では3-1、4-0、3-1と4-0を組み合わせた形、さらにはここ数ヵ月は2-2という配置で2人の攻撃を得意とするアラと2人のピヴォという配置も可能になりました。私たちの目的は攻撃オプションをできるだけ多く持つことです。

 

今季はディフェンスに重点を置いており、ここまでのトレーニングセッション全体の約65パーセントをディフェンスに費やしています。チームはディフェンスのコンセプト、試合の戦略、展開に応じて(ディフェンスのファーストラインの)様々な高さでプレーすることが大きく向上したと思います。例えばセットプレー、相手のゴレイロがそのままの形を含めてのパワープレーからの失点です。昨季は全失点の30パーセント(約20点)を占めていましたが、今季はその局面での失点は大幅に減少しました。残り5試合を残して、そのような状況、形での失点は10パーセント未満(約8点)に抑えられています」

 

ーー2023-2024シーズン、名古屋と町田がリーグ優勝を最後まで争いまし、昨季は浦安が優勝しました。今季は17節を終え、名古屋が首位に立ち、しながわ、町田、立川が続いていいます。ここ数年のFリーグの競争についてどう思いますか?

 

「この4年間でリーグは大きく向上しました。各チームの力差が縮まっています。それは外国人選手の増加だけが要因ではなく、各チームの試合に向けた準備が日々より向上しているからだと思います。名古屋がこれまでのようにトップチームであることに変わりはありませんが、彼らも勝利をつかむのが難しくなってきており、最近2シーズンは最終節近くまで優勝が決まりませんでした。昨季は浦安に敗れ、一昨年前は町田に勝利して優勝を決めました。今シーズンは、現在しながわに7ポイント、町田と立川に8ポイントと9ポイントの差をつけていますが、まだ直接対決が残っており、エキサイティングなファイナルシーズンになることは間違いありません」

 

ーーFリーグのレギュラーシーズンは12月末に終了します。アジアカップによる中断期間を経て、ファイナルシーズンが2月に始まります。どんな期待を持っていますか?

 

「今季は1月から2月にかけて1ヵ月半の中断期間があります。アジアカップが開催されるためです。日本が再び優勝することを心待ちにしていますが、決して簡単なことではありません。2月13日に始まるファイナルシーズンは、非常にエキサイティングですが、とても疲れるものです。3回の週末で5試合を戦い、それはとても激しく、肉体的にも精神的にも大きな消耗を強いられます。各ゲームはまるでカップ戦の準決勝を戦っているかのようです。最強のチームと対戦し、試合間の休息時間が15時間未満の場合もあります。まずはファイナルシーズンで毎試合の決闘に挑み、最終順位をより上げるためにもレギュラーシーズンで6位以内に入ることが重要です。昨季はファイナルシーズンで全15ポイント中6ポイントを獲得しましたが、今季はより多くのポイントを獲得できるようチームを準備していきます」

 

ーー先月、日本代表はブラジルと2試合の親善試合を行いました。ブラジルは現世界王者であり、そのメンバーは主にヨーロッパでプレーする選手で構成されています。現地のスタンドから試合を観戦した感想を教えてください。日本とブラジルにはどんな違いがあると思いますか?

 

「まず最初にこのような高いレベルの試合を観戦することは、監督として大きな喜びです。しかし、圧倒的な実力があるブラジルのような対戦相手の前に、監督としてもし指揮をしなければならないとなれば、頭を抱えるかもしれません。私は日本に大きな可能性があると強く確信しています。日々、その確信は大きくなっています。ですが、日本は日本独自のアイデンティティ、プレースタイルを見出す必要があります。そして、まだそれを見つけられていないという感じを私は受けました。選手たちは日々パフォーマンスを向上させ、リーグもますます競争が激しくなっており、代表チームのレベルも上がっていくでしょう。

 

ブラジルとの2試合について、日本は相手を非常に尊重しすぎていたと思います。各ゲームの最初の10分間はよくなかったです。ブラジルは常に早い段階でリードを奪い、それが日本の選手たちには精神的な大きな負担となりました。ブラジルの各々の選手たちが現在世界最高レベルにあり、長年にわたりいっしょにプレーしてきたことを踏まえ、マルキーニョス・シャビエル監督が非常にうまく管理していました。日本は選手たちの強力なブロック、セットを見つけた上で、その選手たちが持つ個々の長所を活かすべきだと思います。招集する選手たちのプレースタイルにチームを適応させるべきであり、その逆ではありません。高橋監督をはじめ、現在のテクニカルスタッフの皆さんは、今後の公式戦に向けて、可能な限り最高の代表チームを見られるよう、これまでのようにハードワークを間違いなく続けていくでしょう。

 

ーー日本で4シーズン目を過ごしています。あなたは日本での生活にも慣れ、日本語も学びました。とはいえ、日本の生活でいまだに驚かされることがありますか?

 

「毎日新しい発見があります。日本は学ぶことが尽きない、まるで底のない井戸です。日本語はおそらく世界で最も習得が難しい言語のひとりであり、毎日新しい単語や文法とその構造を学んでいます。25年経っても日本語を完璧にマスターすることはできないだろうと思います(笑)しかし、重要なのは彼らとコミュニケーションが取れることであり、その障壁はすでに乗り越えたと思います。言葉以外にも、日本と私たちの文化とは大きく異なります。重要なのは、自分がどこに住んでいるかを理解し、その機会を与えてくれた人々を尊重することです。日本は素晴らしい国です。24時間、常にすべてが機能し、安心感があるだけでなく、大多数の人々が日常的に生活の中で大きな敬意を示しているからです。教育は、この国の基盤のひとつであり、今後もそうあるべきだと思います。スペインでも、日本の多くのことを真似できたらいいと思います。もちろん、すべてが完璧というわけではなく、マイナス面もあります。コミュニケーションの難しさから、日々の生活を送るのが難しいこともありますけど妻と私はクラブ、周りの人たちの助けと支えがあり、そして我慢強く学ぶことで障壁を乗り越えています。この冒険を楽しめて、本当に嬉しいです! また立川をはじめ皆さんのサポートに本当に感謝しています!」

 

※本インタビューは、2025年11月18日に行われました。

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サバス「エキサイティングなファイナルシーズンになる」
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サバス「エキサイティングなファイナルシーズンになる」
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Fリーグもレギュラーシーズンも残り5試合とシーズンも終盤戦へと向かっている。立川を率いて、2シーズン目となるサバス監督。スペイン人指揮官に今季のこれまでの戦い、ファイナルシーズンの展望、そして日本について話を聞いた。
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